-
- 藤井 良知
- 帝京大学医学部小児科 母子化学療法研究所
-
- 柱 新太郎
- 旭川医科大学小児科
-
- 田島 剛
- 旭川医科大学小児科
-
- 目黒 英典
- 旭川医科大学小児科
-
- 阿部 敏明
- 旭川医科大学小児科
-
- 坂田 宏
- 旭川厚生病院小児科
-
- 梯 仁志
- 旭川厚生病院小児科
-
- 藤田 晃三
- 旭川厚生病院小児科
-
- 室野 晃一
- 旭川厚生病院小児科
-
- 帰山 雅人
- 旭川厚生病院小児科
-
- 岡 敏明
- 旭川厚生病院小児科
-
- 吉岡 一
- 旭川厚生病院小児科
-
- 平元 東
- 富良野協会病院小児科
-
- 森 善樹
- 富良野協会病院小児科
-
- 丸山 静男
- 富良野協会病院小児科
-
- 印鑰 史衛
- 慶応義塾大学医学部小児科
-
- 阿座上 志郎
- 都立清瀬小児病院新生児科
-
- 磯畑 栄一
- 都立清瀬小児病院新生児科
-
- 老川 忠雄
- 都立清瀬小児病院新生児科
-
- 小佐野 満
- 都立清瀬小児病院新生児科
-
- 城 裕之
- 国立東京第二病院小児科
-
- 砂川 慶介
- 国立霞ケ浦病院小児科
-
- 石塚 祐吾
- 国立霞ケ浦病院小児科
-
- 斎藤 伸夫
- 国立霞ケ浦病院小児科
-
- 岩田 敏
- 昭和大学医学部小児科
-
- 中澤 進
- 都立荏原病院小児科
-
- 佐藤 肇
- 大口東総合病院小児科
-
- 成田 章
- 大口東総合病院小児科
-
- 鈴木 博之
- 大口東総合病院小児科
-
- 中澤 進一
- 大口東総合病院小児科
-
- 松本 貴美子
- 大口東総合病院小児科
-
- 中西 好子
- 大口東総合病院小児科
-
- 新納 憲司
- 東京慈恵会医科大学小児科
-
- 豊永 義清
- 市立富士中央病院小児科
-
- 杉田 守正
- 市立富士中央病院小児科
-
- 中村 弘典
- 市立富士中央病院小児科
-
- 河村 研一
- 三重大学医学部小児科
-
- 瀬尾 究
- 三重大学医学部小児科
-
- 荒井 祥二朗
- 山田赤十字病院小児科
-
- 神谷 齊
- 山田赤十字病院小児科
-
- 櫻井 實
- 山田赤十字病院小児科
-
- 鈴木 正治
- 国立津病院小児科
-
- 小島 當三
- 国立津病院小児科
-
- 野村 豊樹
- 名鉄病院小児科
-
- 稲持 英樹
- 名鉄病院小児科
-
- 岩井 直一
- 知多市民病院小児科
-
- 中村 はるひ
- 知多市民病院小児科
-
- 種田 陽一
- 名城病院小児科
-
- 牧 孝子
- 昭和病院小児科
-
- 尾崎 隆男
- 大垣市民病院小児新生児科
-
- 松井 省治
- 大垣市民病院小児新生児科
-
- 田内 宜生
- 大阪医科大学小児科
-
- 市川 孝之
- 大阪医科大学小児科
-
- 西村 忠史
- 神戸市立中央市民病院小児科
-
- 田吹 和雄
- 神戸市立中央市民病院小児科
-
- 大倉 完悦
- 神戸市立看護短期大学
-
- 松田 直
- 神戸市立看護短期大学
-
- 仁紙 宏之
- 神戸市立看護短期大学
-
- 山川 勝
- 神戸市立看護短期大学
-
- 黒木 茂一
- 神戸市立看護短期大学
-
- 春田 恒和
- 神戸市立看護短期大学
-
- 小林 裕
- 久留米大学医学部小児科
-
- 本廣 孝
- 久留米大学医学部小児科
-
- 古賀 達彦
- 久留米大学医学部小児科
-
- 阪田 保隆
- 久留米大学医学部小児科
-
- 石本 耕治
- 久留米大学医学部小児科
-
- 山下 文雄
- 久留米大学医学部小児科
-
- 田中 博弥
- 長崎大学医学部小児科
-
- 福田 雅文
- 長崎大学医学部小児科
-
- 井口 俊二
- 長崎大学医学部小児科
-
- 辻 芳郎
- 長崎大学医学部小児科
-
- 下村 洋
- 順天堂大学医学部小児外科
-
- 宮野 武
- 順天堂大学医学部小児外科
-
- 木村 紘一郎
- 順天堂大学医学部小児外科
-
- 由良 二郎
- 名古屋市立大学医学部第1外科
-
- 鈴木 達也
- 名古屋市立大学医学部第1外科
-
- 橋本 俊
- 名古屋市立大学医学部第1外科
-
- 中村 司
- 名古屋市立大学医学部第1外科
-
- 清水 保延
- 名古屋市立大学医学部第1外科
-
- 南 宗人
- 名古屋市立大学医学部第1外科
-
- 神谷 保廣
- 名古屋市立大学医学部第1外科
-
- 成田 洋
- 名古屋市立大学医学部第1外科
-
- 鶴賀 信篤
- 名古屋市立大学医学部第1外科
-
- 八木澤 守正
- 日本抗生物質学術協議会
書誌事項
- タイトル別名
-
- PHARMACOKINETICS AND CLINICAL STUDIES ON AZTREONAM IN NEONATES AND PREMATURE INFANTS (THE FIRST REPORT)
- STUDY ON EFFECTIVENESS AND SAFETY IN MONO-THERAPY WITH AZTREONAM
- 第1報Aztreonam単独投与による有効性及び安全性の検討
抄録
新生児, 未熟児におけるAztreonam (AZT) の体内動態及び臨床的検討を行つて以下の成績を得た。<BR>1.体内動態<BR>(1) 新生児, 未熟児にAZT10mg/kg又は20mg/kgをOne shot静注した際の投与30分後の血清中濃度は, それぞれ20.6~26.6μg/ml, 38.5~46.4μg/mlを示し, 以後漸減した。又, 10mg/kgと20mg/kg投与時の血清中濃度には用量依存性が認められた。<BR>(2) 血清中濃度半減期 (T1/2) は成熟児, 未熟児とも日齢の増加に伴い短縮する傾向がみられ, 未熟児では成熟児に比較して延長される傾向であつた。<BR>(3) AZT20mg/kgを1時間点滴静注した際の血清中濃度の推移は, One shot静注とほぼ同じ成績を示した。<BR>(4) AZT10mg/kg又は20mg/lkgをOne shot静注後6時間までの平均尿中排泄率は, 成熟児では日齢と共に増大する傾向であり, 26.2~54.3%を示し, 未熟児では一定の傾向が認められず, 17.5~45.1%であつた。点滴静注時の尿中排泄についてもOne shot静注時とほぼ同じ傾向であつた。<BR>2.臨床的検討<BR>(1) AZTの臨床評価可能対象症例は88例 (91疾患) で, 起炎菌 (グラム陰性桿菌) 検出例 (A群) は敗血症9例, 化膿性髄膜炎2例, 肺炎8例, 尿路感染症33例などを含む56例であり, 著効39例, 有効16例, やや有効1例, 有効率98.2%であつた。起炎菌不明例 (B群) は敗血症疑い4例, 肺炎3例及び子宮内感染4例の11例であり, 著効4例, 有効7例, 有効率100%と, 両群とも非常に優れた成績であった。なお, 感染予防の目的で投与された24例では, 全例において予防効果が認められた。<BR>(2) 起炎菌が検出された56例 (A群) のうち, 菌の消長が判明した53例の細菌学的効果は菌消失51例, 不変2例であり, 菌消失率は96.2%であった。<BR>(3) 副作用解析対象例80例中1例に軽度の軟便 (1.3%) がみられ, 臨床検査値異常は好酸球増多3例, GOT・GPT上昇2例, 血小板増多, GOT上昇, 及び血小板減少・GOT・GPT・LDH上昇が各1例にみられたが, いずれも軽度で一過性のものであつた。<BR>以上の体内動態及び臨床成績から, AZTの新生児, 未熟児における標準投与量は, 1回20mg/kgを生後0~3日齢は1日2回, 4日以降は1日2~3回静注, 又は点滴静注と設定した。
収録刊行物
-
- The Japanese Journal of Antibiotics
-
The Japanese Journal of Antibiotics 43 (3), 543-562, 1990
公益財団法人 日本感染症医薬品協会