純音聴力検査におけるマスキングの理論的考察

書誌事項

タイトル別名
  • Theoretical considerations regarding masking in pure tone audiometry
  • part 3: the plateau method
  • -その3: プラトー法の検討-

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説明

純音聴力検査のプラトー法を, 音は内耳で「きこえる」という立場に立つて検討した.(1) 有効マスキングを過小・適正・過大マスキングに分けて, 検査音のきこえと測定域値を明確にした.(2) 適正マスキングになる最高と最低のノイズの差をプラトーとよび, これを数式的に表した. すなわち, 気導・骨導聴力検査のプラトー (APL・BPL) は,<BR>APL=(IaA-非検耳のABgap)+(IaA-検耳のABgap)<BR>BPL=(IaA-非検耳のABgap)+IaB<BR>である. ここに, Ia A (Ia B) は気導音 (骨導音) の両耳間移行減衰量である.(3) 骨導聴力検査でプラトーが存在しない聴力像でも, APLが存在すれば骨導域値を算出できる場合があることを示した.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205499023488
  • NII論文ID
    130004404173
  • DOI
    10.11334/jibi1954.41.4_623
  • ISSN
    04477227
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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