北海道厚岸産シングルシード方式による養殖マガキ成分の季節変化

書誌事項

タイトル別名
  • Seasonal Variation in the Chemical Constituents of Pacific Oyster Cultured by the Single Seed Method in Akkeshi, Hokkaido
  • ホッカイドウ アツケシサン シングルシード ホウシキ ニ ヨル ヨウショク マガキ セイブン ノ キセツ ヘンカ

この論文をさがす

抄録

北海道厚岸産シングルシード方式による養殖マガキ成分の季節変化について調べた。産卵期後の2004年8月および2005年9月の試料は軟体部重量ならびに軟体指数ともに最低となった。タンパク質は産卵期前後の試料で最高になった。グリコーゲンは産卵期前後の試料で10%以下(乾重量換算)であったが,秋から春にかけては20%以上となった。ATPおよび関連化合物の総量は,11月に最高となり9月に最低となった。遊離アミノ酸総量は,6月に最高となり, 9月に最低となった。主要なアミノ酸はタウリンが最も多く,次いでアラニン,プロリン,グリシン,グルタミン酸の含量が高かった。9月および11月のマガキから調製したエキスの官能検査の結果,11月のエキスは,まろやかさが強く,苦味が弱いことが示された。

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (25)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ