東京湾における地先海面の共同利用の歴史的変遷に関する研究
書誌事項
- タイトル別名
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- The study on historical transition of the sharing of the adjacent sea in Tokyo-Bay
- -A case study of Nori Farming in Omori
- ―大森の海苔養殖を事例として
抄録
本論文は、海苔養殖で栄えた大森の地先海面利用を歴史的に分析することを通じ、地先海面の地域的な共同利用がどのように成立していたのかを「空間」・「人(組織)」・「法」の観点から明らかにする。その方法として、大森の地先海面の歴史を概観した後、さらに詳細に、漁家分布、漁場の位置、河岸の分布と使われ方、地先海面を共同利用するための組織、の分析を行った。 結論として、大森の海苔養殖における地先海面利用では、利権の私的な独占に対し、共同性と持続性を目的とした利用システムの調整が、1.堀・河岸などのインターフェース空間の創出、2.漁業組合における公平性を旨とする分配の仕組みの導入、3.有限な資源を管理する法の運用等により、持続的に行われてきたことを明らかにした。
収録刊行物
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- 都市計画論文集
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都市計画論文集 45 (0), 68-68, 2010
公益社団法人 日本都市計画学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205524046208
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- NII論文ID
- 130006948341
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- ISSN
- 1348284X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可