光害で花が咲かなくなったアヤメ科植物のメラトニン治療

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タイトル別名
  • A metical of Melatonin Treatment of the Iris Sibirica by Lighting.

抄録

平成8年より人工照明の連続照射によるアメヤ科植物の植木槽の影響を、自然光のみの植木槽と比較して調べた。照度は2㏓、10㏓、50㏓の場合、人工照明は白熱電球、高圧ナトリウムランプ、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプである。人工照明については、赤みの色、黄味の色、青味の色、白いランプを調べた。ところが、いずれの場合でも2㏓以上のものは(10㏓、50㏓の値の場合)花が咲かなくなった。 植物にも、人間と同様なメラトニンの働きがあると考え、(たとえば明るくて眠らない状態)平成12年より、メラトニンを与える治療方法を行ってみた。与えた量としては1_mg_、2_mg_、4_mg_の3種類を夫々の照度、夫々の人工照明の所に与えてみた。ところが平成16年度になっても回復の兆しが見られなかった。 今後は人工照明を止めて、自然回復をさせるのに何年かかるかを試みたい。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205547497088
  • NII論文ID
    130006953088
  • DOI
    10.11515/ieijac.38.0.162.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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