疎水性構造を有するα, α-二置換グリシン誘導体を組み込んだペプチドの自己組織化構造

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タイトル別名
  • α,α-Disubstituted Amino Acids Bearing a Large Hydrocarbon Ring. Peptide Self-Assembly through Hydrophorbic Recognition

抄録

天然に存在する疎水性アミノ酸、特にアルキル側鎖をもつアミノ酸は、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシンなどで、アルキル炭素数も 1から4 とその疎水性の違いが比較的小さい。疎水性領域を大きく変化させたアミノ酸の機能は不明である。さらに,長いペプチド鎖に導入した際のペプチド2次構造および自己組織化構造への効果は未知である。このような考えをもとに、本研究者は 15員環以上のシクロアルカンを有する新規疎水性α,α-二置換グリシン誘導体を設計・合成し、その自己組織化構造への効果を調査した。2つを18員環シクロアルカンをCα,αに有する新規疎水性アミノ酸に置換したペプチドが100mMの塩濃度で自己集合しヘキサマーを形成することが分かった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205555271296
  • NII論文ID
    130005011201
  • DOI
    10.11494/kisoyuki.17.0.46.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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