トリオキシトリフェニルアミン (TOT) を基盤とするヘテロスピン系分子磁性体の構築

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タイトル別名
  • Heterospin Molecule-based Magnets Possessing Trioxytriphenylamine (TOT) Moiety

抄録

我々は、分子磁性体の構築を目的として新規パイ電子共役系の開発を行っている。今回、ニトロニルニトロキシド置換酸素三架橋トリフェニルアミン (NN-TOT) のFeX4 (X = Cl, Br) 塩を合成し、その磁気的性質について検討を行った。NN-TOT をチアンスレンのラジカルカチオン塩で酸化することで、対応するラジカルカチオン塩を安定な固体として得た。塩化鉄塩は3 K付近でフェリ磁性体に、臭化鉄塩は4 K付近でメタ磁性体に磁気相転移することがわかった。また、塩化ガリウム塩が3 K付近で弱強磁性体に磁気相転移することも明らかとした。これらの詳細について発表する。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205556254848
  • NII論文ID
    130004645400
  • DOI
    10.11494/kisoyuki.2008.0.278.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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