ライフラインの地震時機能不全によるシステム影響度評価

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タイトル別名
  • Evaluation of systems consequences due to the functional impairment of critical infrastructure in views of seismic disaster risks

抄録

本研究では,ライフラインの地震時機能不全によるシステム影響度評価手法の開発を行った.具体的には,まず,ライフラインの地震時における機能不全によって影響を受けると考えられる社会・経済システムを取り挙げ,これに関わるライフラインの被害事象を網羅的に抽出する.その上で,個々の被害事象によって発生する影響度の分岐を3~5通りに規定し,これに対応した発生確率と損失額をポアソン分布とガンマ分布でモデル化した上で,それらの影響度の回数分だけ損失額を畳み込み,複合ポアソン分布で損失額の累積発生確率を算出し,リスクカーブとして活用するものである.本提案手法を適用して,首都圏に立地する民間企業の業務基幹システムがライフラインの地震時における機能不全によってどの程度影響を受けるかについて定量的な試算を試みた.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205592417280
  • NII論文ID
    130004604112
  • DOI
    10.11345/japannctam.57.0.46.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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