対馬海峡における海流変動

書誌事項

タイトル別名
  • Current Variabilities in the Tsushima Strait

説明

対馬海峡は東シナ海と日本海を結ぶ海峡であり、そこでの流動構造やその変動を明らかにすることは、東シナ海や日本海での海洋変動を知る上で極めて重要である。しかし従来の観測はデータが時空間的に疎らであるため、その変動特性は不明であった。このため海洋短波レーダーを同海峡に設置し、時空間的に密な観測を行った結果、その変動特性が明瞭にみることができた。例えば東水道対馬沿岸域及び九州沿岸域で、対馬暖流とは逆向きの南西流が8月から10月に強くなることが初めて明らかとなった。本講演では、このような海洋レーダーにより初めて明らかにされた海流変動の特性を紹介するとともに、その力学(平均流や振動流、密度成層や複雑な地形等)について議論する。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205594074752
  • NII論文ID
    130004603548
  • DOI
    10.11345/japannctam.54.0.6.0
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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