ヒト腹部を対象としたMRエラストグラフィにおける撮像法の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Preliminary study of imaging method for MR elastography
  • Comparison of Echo Planner Imaging with Gradient Echo Imaging
  • エコープラナー法とグラディエントエコー法の比較

説明

MRIを用いて生体深部領域を定量的かつ非侵襲的に弾性率測定する手法にMagnetic Resonance Elastography (MRE)がある.MREは,測定対象内部に微細な振動を発生させる外部加振装置と同期した振動増感傾斜磁場により弾性波信号を取得し,弾性波画像上の局所波長から逆問題を解くことで弾性率分布を推定する.ヒト腹部領域を対象としたMRE撮像では,体動による影響を抑制するため息止めが必要となり高速撮像が求められる.高速撮像法であるSpin Echo-Echo Planner Imaging(SE-EPI)法は短時間で3次元撮像が可能である.しかし,生体が持つ磁化率分布や磁場の不均一性により画像ひずみや偽像が発生しやすく,弾性波画像の信号対ノイズ比が低い問題がある.一方,Gradient Echo(GRE)法は長い撮像時間が必要となるが,画像ひずみや偽像が少なく,高い信号対ノイズ比の弾性波画像が得られる.本発表では,ヒト腹部を対象とした場合のSE-EPI法とGRE法を用いたMRE撮像法の比較検討を目的とした.弾性ゲルと生体を対象とした実験による弾性波画像の信号対ノイズ比と弾性率推定精度の比較検討およびその結果を報告する.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205594243328
  • NII論文ID
    130004604725
  • DOI
    10.11345/japannctam.60.0.175.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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