平板系屋根葺き材重ね部への浸水および埃堆積機構に関する基礎的検討

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タイトル別名
  • Experiment on the process of dust deposition in lap joints of roof shingles

抄録

住宅用屋根スレートなどの平板系屋根葺き材の葺き替え時等に重ね部内の広範囲に埃の堆積が認められる場合が多いが、その堆積の仕組みや雨仕舞への影響については不明の点が多い。このため、板ガラスで作成した屋根葺き材モデルを用いた人工降雨実験で、重ね部への浸水および埃堆積の機構を検討した。実験要因は重ね間隙寸法、屋根勾配、埃の種別、散水および流下水の条件とした。実験では屋根面に堆積した埃が流下雨水に運ばれて重ね部内に侵入し、降雨終了後も残留することが確認できた。また、重ね部への浸水深さは、同一間隙幅における毛細管水位の屋根勾配に応じた換算値より大きくなること、浸水深さが同じでも埃の侵入深さと密度は埃粒子の寸法と密度で大幅に異なることも分かった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205606558720
  • NII論文ID
    130006965380
  • DOI
    10.14820/finex.2008.0.69.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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