大学のロゴマークにおける色彩と象徴

  • 向 心力
    千葉大学大学院工学研究科デザイン心理学研究室
  • 伊藤 良介
    千葉大学大学院工学研究科デザイン心理学研究室
  • 日比野 治雄
    千葉大学大学院工学研究科デザイン心理学研究室
  • 小山 慎一
    千葉大学大学院工学研究科デザイン心理学研究室 ナンヤン理工大学機械航空工学科

書誌事項

タイトル別名
  • Symbol and color in the logo of the University
  • 日本と中国の比較
  • Comparison of China and Japan

説明

部屋の中のカーテンや壁紙の色を変えると気分が一新す る。人々がはなやかな色の服装で参加するパーティはそれだ けでも楽しい気分になるし、黒一色の喪服は人々に悲しみを さそう。気が滅入ったときでも、派手な色の服に着替えると 気持ちが明るくなる。青空の下の緑の野原は人々の心をのび やかにする。このような色が与える感情は個人によってもほ とんど変わらないし、国際的にも共通している点が多い(大 山、1994)。多くの人に対してある程度共通した印象を与え ることができるからこそ、色の感情的な効果はさまざまなも のに利用されている。大学のロゴマークにおいても同じこと がいえる。 <br>色の象徴に関する研究(大山ら、1963)(千々岩、1981)(伊 東、1998)や、コーポレートカラーの研究(A.F.T、2010)、 UI の取り組みに関する研究(トムソンコーポレーション、 2008)は多くあるが、大学のロゴマークの色に着目した研 究はあまり多くない。そこで、大学のロゴマークに用いられ ている色彩と、その色の象徴するイメージを調査し、日本の 大学のブランド活動の現状を知ることや日本と中国の大学の ロゴマークの比較が本研究の目的である。 

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205610059136
  • NII論文ID
    130005471212
  • DOI
    10.11247/jssd.61.0_234
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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