電気化学インピーダンス法による水和酸化ルテニウムナノ構造体のプロトン・電子混合導電性の評価

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Characterization of the Mixed Proton-Electron Conductivity of Nanostructured Hydrous Ruthenium Oxides by Electrochemical Impedance Spectroscopy

抄録

ナノ粒子状または層状の水和酸化ルテニウムは大容量スーパーキャパシタ用電極材料として期待されている。これら材料の大容量,急速充放電特性は電子・プロトン混合導電性と密接に関連していると考えられている。本研究では,in†situ電気化学インピーダンス法により,プロトン・電子混合導電性を評価し,スーパーキャパシタ特性との関連性を検討した。その結果,水和酸化ルテニウムナノ構造体の大容量特性は覆水ミクロ細孔または水和層間を反応場として有効に利用していることに起因すると考えられた。一方,電子伝導性は水和量や構造の違いにより大きく変化することがなく,キャパシタ特性は主としてイオン伝導性に支配されると考えられる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205614370944
  • NII論文ID
    130006970499
  • DOI
    10.14853/pcersj.2006s.0.278.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ