排ガス中有機ハロゲン化合物のサンプリング法について

Description

ごみ焼却施設での排ガス中ダイオキシン類の簡易分析を目的とした有機ハロゲン化合物の効率的なサンプリング法について検討した。室内実験により,沸点が異なる様々な有機ハロゲン化合物を一定温度に保った2種の吸着剤(Carbotrap BおよびCarbotrap C)で捕集し,それぞれの化合物の回収割合について調べた。その結果,両方の吸着剤とも吸着温度を制御することにより,吸着する化合物を選択できることが分かった。また,実排ガス用のサンプリング装置での回収割合を計算したところ,吸着剤の種類と吸着温度を選択することにより,沸点が147~218℃の化合物について約80%以上の結果を得た。ただし実ガスの場合には,水分や夾雑物質等が回収割合に及ぼす影響を考慮する必要があると考えられ,今後の検討課題と思われた。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390001205665906304
  • NII Article ID
    130004640254
  • DOI
    10.14912/jswmepac.18.0.187.0
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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