トラベルコスト法と仮想評価法による野外レクリエ-ション価値の評価とその比較

  • 庄子 康
    北海道大学大学院農学研究科 日本学術振興会特別研究

書誌事項

タイトル別名
  • Comparison of the Value of Outdoor Recreation: A Case Study Applying Travel Cost Method and Contingent Valuation Method
  • トラベルコスト法と仮想評価法による野外レクリエーションの価値の評価とその比較
  • トラベルコストホウ ト カソウ ヒョウカホウ ニ ヨル ヤガイ レクリエーション ノ カチ ノ ヒョウカ ト ソノ ヒカク

この論文をさがす

抄録

近年, 自然公園の様々な問題を考える上で, 環境の持つ価値を経済的に評価する環境価値評価が利用され始めている。これら手法にはトラベルコスト法 (TCM) や仮想評価法 (CVM) 等があるが, 信頼性の点からTCMとCVMの評価額を比較することは有用である。本研究で北海道雨竜沼湿原における野外レクリエ-ションの価値をゾーントラベルコスト法 (ZTCM), 個人トラベルコスト法 (ITCM), CVMによって評価を行った。ZTCMの評価額は訪問あたりの平均値で1214.9円, ITCMの評価額は1552.6円, 同じくCVMの評価額は1687.7円と推定された。これらの推定値を直接比較することはできないが, 真の評価額はこれらの値と近い値であると推測できる。

収録刊行物

被引用文献 (5)*注記

もっと見る

参考文献 (25)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ