一般知識課題を用いた画像優位性効果の生起要因に関する検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Why does picture superiority effect occur on implicit and explicit general knowledge tests ?
説明
近年、画像優位性効果(PSE)の説明理論として概念的示差性仮説が提唱された(Hamilton & Geraci, 2006)。浅野・兵藤(2008)は学習時に命名を行わせた場合に、概念的示差性情報を検索手がかりとして与える一般知識課題(潜在記憶課題)でのみPSEが生じた事を報告している。しかしながら、そもそもこのような一般知識課題が、概念的な示差性情報を反映する課題であるか否かについては検討されていなかった。そこで、本研究では、符号化時に画像/単語刺激(e.g., スカンク)を参加者に提示し、その概念的示差性情報(e.g., 縞模様)に関する文検証判断を行わせた。その結果、概念的示差性情報を検索手がかりとして与える一般知識課題において、単語条件と線画条件共に大きなプライミングが得られたため、学習時に処理された概念的示差性情報を反映する課題である事が示された。
収録刊行物
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- 日本認知心理学会発表論文集
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日本認知心理学会発表論文集 2009 (0), 98-98, 2009
日本認知心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205674746752
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- NII論文ID
- 130005036515
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可