チャーハンの物性とおいしさに及ぼすマヨネーズ配合の影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Unique effects of mayonnaise on physical properties, mouthfeel and taste of fried rice
抄録
<BR>【目的】<BR> マヨネーズをハンバーグやホットケーキに配合すると、食感及び食味を改善する効果があることはすでに報告した。チャーハンは、過去からマヨネーズを使用すると、パラッとしあがることが知られているが、その理由は明確でなかった。本研究では、チャーハンについて、マヨネーズ使用による食感及び食味改良効果を明らかにすることを目的とした。<BR>【方法】<BR> 炊飯後冷凍保存した無洗米を、電子レンジで解凍後、200℃に加熱したフライパンに植物油または一般的な卵黄型マヨネーズを加え、2分間炒めた。フライパンにひく植物油の代わりを想定し、1人分米飯200gに対して、マヨネーズの配合量は15gとした。放冷後、テンシプレッサーにてチャーハンの物性を測定した。次に、マヨネーズを使用するとパラッとする要因を検証するため、乳化させていないマヨネーズ原料、卵黄を除いたマヨネーズ原料、食酢を除いたマヨネーズ原料を乳化させて配合したものについて、同様に試験を行った。<BR>【結果】<BR> テンシプレッサーにより、植物油のみ配合したチャーハンに比べ、マヨネーズを配合したものは付着、粘りの値が小さく、パラッとしていることが確認された。また、乳化させていないマヨネーズ原料、食酢を除いたマヨネーズ原料を乳化させて配合したものは、植物油のみで炒めたものよりも付着、粘りが小さいが、マヨネーズで炒めたものよりは大きかった。卵黄を除いたマヨネーズ原料を配合したものは、植物油のみを配合したものに近い値だった。<BR>以上の結果から、マヨネーズ配合により、チャーハンの食感をパラッとさせるのは、原料中の卵黄の影響が最も大きく、マヨネーズの乳化および原料中の食酢の影響もあることが示唆された。
収録刊行物
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- 日本調理科学会大会研究発表要旨集
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日本調理科学会大会研究発表要旨集 19 (0), 24-24, 2007
日本調理科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205690296704
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- NII論文ID
- 130007011751
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可