The old and middle-aged generation's evaluation to the taste of sushi
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- Okutani Kaori
- Graduate School of Human Science and Environment, University of Hyogo
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- Sakamoto Kaoru
- University of Hyogo Research Institute for Food and Nutritional Science
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- Yamauti Chihiro
- Shiso City Health and Welfare Department
Bibliographic Information
- Other Title
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- 寿司の味に対する中高年世代の評価
Abstract
【目的】寿司は、最近では回転寿司などの利用が多くなり、気軽に食べられる料理となっており、昔ながらの寿司のイメージや味付けは変化していることが考えられる。そこで、兵庫県西播磨に居住する50~70歳代を対象とし、現在と10~30年前の頃の寿司の摂取状況および寿司の味をどのように評価しているかについて若い世代と比較、検討することを目的として調査を行った。<br />【方法】兵庫県西播磨に居住する50~70歳代を対象とし、平成28年9~11月に無記名式の自記式質問紙法にて現在と40歳代の頃の寿司の摂取状況やイメージについて尋ねた。結果は、兵庫県姫路市の10~20歳代の学生を対象として平成28年10月に同様の内容を調査した結果と比較、検討することとした。さらに、50~70歳代は居住地により都市部と山間部にわけて解析した。<br />【結果】中高年世代と若い世代では、寿司の摂取状況は異なっており、中高年世代は若い世代に比べて、自宅で寿司を「普段の食事」、「年中行事」、「来客時」に食べる割合が高かった。中高年世代を都市部と山間部とで比較したところ、摂取状況と味に対する評価において異なる傾向を示した。都市部の中高年世代は、現在自宅で寿司を「記念日」に食べる割合が高く、山間部の中高年世代は、時代を問わず自宅で寿司を「年中行事」で食べる割合が高かった。寿司の味に対するイメージについては、甘い、塩辛い、すっぱいの3項目を5段階で評価してもらったところ、若い世代は、寿司を甘いと思っていなかったが、山間部の中高年世代は、寿司を甘いと思っていた。世代や居住地の違いによって、寿司を食べる場面、寿司のイメージや味に対するイメージは異なっており、寿司の位置づけが異なっていることが示唆された。
Journal
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- Abstracts of the Annual Meeting of the Japan Society of Cookery Science
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Abstracts of the Annual Meeting of the Japan Society of Cookery Science 29 (0), 52-, 2017
The Japan Society of Cookery Science
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205692773888
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- NII Article ID
- 130006035143
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed