行事食と調理技術の意識に関する研究
書誌事項
- タイトル別名
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- A study about the attitude of event foods and cooking skills
抄録
[<B>目的<B>]女性の就業構造の変化や核家族の増加は、外食、中食の増加など家庭での食事作りに変化を及ぼした。本研究は将来、家庭の食事作りを担う18~20歳の女子学生の調理技術、行事食の意識や状況を調べ、10年前、5年前と比較し、差異がみられるか検討を行った。 [<B>方法<B>]18~20歳の女子学生を対象として、平成10年、18年、20年、23年に実施した。アンケートの内容は家庭での行事食の実施状況、調理頻度、調理技術が身についているか等の意識調査、料理に対する自信について質問した。 [<B>結果<B>]平成10年、20年度ともに1番作られている行事食は、雑煮であった。七草は平成10年では作った者の割合が39%だったのに対して20年では24%と作る者の割合が減少した。一方、クリスマスや誕生日は定着してきており、微増している。行事食を伝承していきたいかという問いに対して「伝承したい」と考えている者の割合が平成10年では45.1%に対し、20年では86.6%と増加が認められた。これは食育に興味がある者の割合が平成20年の調査で85.0%と高いことも一因と考えられる。 また、平成18年と23年で調理技術の比較を行った結果、かつおだしや昆布のだしがとれると答えた者の割合が減少した。料理に対する意識と調理可能な料理の相関を求めたところ、料理への自信と肉じゃが、ハンバーグに相関が認められた。料理に自信があるかの問いに5年前に比べ「やや自信がある」者の割合が減り、「自信がない」「あまりない」者の割合が増えた。家庭で調理頻度も減少しており、調理頻度の減少が料理への自信、技術の低下に起因しているものと推測され、効率的な教育が必要と推測される。
収録刊行物
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- 日本調理科学会大会研究発表要旨集
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日本調理科学会大会研究発表要旨集 23 (0), 93-93, 2011
日本調理科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205693388928
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- NII論文ID
- 130007016274
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可