赤石山脈間ノ岳周辺の岩石氷河の発達期
書誌事項
- タイトル別名
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- Timing of rock-glacier advance around Mt. Ainodake, southern Japanese Alps
抄録
赤石山脈間ノ岳(標高3189 m)の西肩に位置する三峰岳の北側斜面にある小規模な崖錐型岩石氷河下端は、谷頭侵食によって開析されている。その露頭の基盤岩直上の砂質土壌を14C年代試料として採取した。加速器質量分析法によって得られた年代値を、暦年に換算した値(95%信頼区間)は17.6~18.1 ka cal. BPであった。その結果に、周辺の岩石氷河における風化皮膜の発達程度および地表面温度を併せて、赤石山脈北部の最終氷期の古環境について検討した。現段階の限られたデータから予察的に導かれる結論は、同地域では飛騨山脈と異なり、すでに最終氷期最寒冷期に、氷食谷を形成した氷河はほとんど衰退しており、山頂付近まで永久凍土が卓越する(おそらくかなり乾燥した)環境であったということになる。
収録刊行物
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- 日本地理学会発表要旨集
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日本地理学会発表要旨集 2009s (0), 105-105, 2009
公益社団法人 日本地理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205693394560
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- NII論文ID
- 130007016285
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可