平成23年台風12号災害における那智川の土石流の洪水氾濫への影響に関する検討
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- 平野 洪賓
- 独立行政法人防災科学技術研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Consideration of debris flow in Nachi river during Typhoon No.12 in September 2011.
説明
平成23年8月下旬から9月上旬にかけて,台風第12 号が日本列島を縦断し,北海道から中国・四国地方にかけて被害が発生し,広範囲にわたり浸水や建物,インフラ等への被害が発生した。特に紀伊半島では9月3日から4日未明にかけて記録的な豪雨が観測され,和歌山県や奈良県で大規模斜面崩壊が発生して河川の河道を塞いだことにより天然ダムが形成され,下流部の住民が避難するという事態に陥った。那智川流域では8月31日から9月4日までの6日間に約1000mmの降水があった。災害当日は大量の水に土石流起源の礫や砂が混ざることで,甚大な洪水氾濫を引き起こした可能性がある。本報告では河川の流れ・河床変動解析ソフトウェアを用いて,河川の流れを解析し、計算による高水位地点と実際に氾濫した場所との比較を行なった。
収録刊行物
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- 水文・水資源学会研究発表会要旨集
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水文・水資源学会研究発表会要旨集 26 (0), 178-, 2013
水文・水資源学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205712686848
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- NII論文ID
- 130005050914
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可