皮下腫瘤が初発症状となり診断された乳児白血病の1例

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タイトル別名
  • A Case of Leukemia Cutis in an Infant Presenting with a Subcutaneous Tumor
  • ヒカ シュリュウ ガ ショハツ ショウジョウ ト ナリ シンダン サレタ ニュウジ ハッケツビョウ ノ 1レイ

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抄録

4カ月,女児.生後2カ月半頃より左下眼瞼に2 cm大のドーム状に隆起した皮下腫瘤が生じ,その後胸腹部に1.5 cm大までの紅褐色の浸潤を触れる紅斑,結節が多発した.皮膚生検で,真皮より皮下脂肪織にかけて一様で稠密な異型単核細胞の浸潤が見られたため骨髄検査を行ったところ,FAB分類の急性単球性白血病(M5a)と診断された.化学療法により皮膚症状は約1週間で消退したものの,感染症,及びDICの悪化のため初診より2カ月間で永眠された.

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参考文献 (11)*注記

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