[Scleromyxedema. --Studies on glycosaminoglycans (author's transl)].

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  • Scleromyxedema -酸性ムコ多糖について-
  • Scleromyxedma--酸性ムコ多糖について
  • Scleromyxedma サンセイ ムコ タトウ ニ ツイテ

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Sclerotnyxedema 病変部皮膚について,結合組織の酸性ムコ多糖の変化を知るために,生化学的,形態学的に検討を加えた.その結果,次のようなことが明らかになった. 1.患者病変部皮膚に酸性ムコ多糖が著増し,正常人皮膚の約10倍の値を示した. 2.著増した酸性ムコ多糖はヒアルロン酸で,酸性ムコ多糖組成の 97.6% を占めた. 3.このヒアルロン酸は,真皮結合組織の線組閣礎質の大部分のスペースを占めていた. 4.このヒアルロン酸は正常人皮膚ヒアルロン酸と比べて,多糖鎖部分に関するかぎり質的な差は認められなかった. 以上のような事実から, Scleromyxedema の皮膚症状は,ヒアルロン酸の合成あるいは分解を制御する因子の変化によってひき起されるのではないかと思われる.

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