ラテックスH-FABPキット「ヤマサ」の基礎的性能評価
書誌事項
- タイトル別名
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- Evaluation of the reagent from the LATEX H-FABP KIT (YAMASA) for the quantitative measurement of H-FABP
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説明
急性冠症候群の早期診断マーカーである心臓由来脂肪酸結合蛋白はイムノクロマト法による定性法が多くの施設で使用されている.しかし,定性判定しか出来ないこと,目視判定による個人差などの問題がある.そのため,定量法であるラテックスH-FABPキット「ヤマサ」の基礎的検討を行った.ラテックスH-FABPキット「ヤマサ」の同時再現性はCV:0.65~3.98%,日差再現性はCV:1.28~5.57%,干渉物質の影響もなく基礎的性能は良好だった.ACS症例に対する疾患特異性の評価は感度72%,特異度59%であった.しかし,H-FABP定量値でのACSの判定は発作から採血までの時間を考慮するのが望ましいと考えられた.
収録刊行物
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- 医学検査
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医学検査 63 (6), 762-766, 2014
一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205742426624
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- NII論文ID
- 130005057075
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- ISSN
- 21885346
- 09158669
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可