注という異言語

書誌事項

タイトル別名
  • Annotation as a “Foreign Language”: The Episode of Genshi-Joou, Another Story Inscribed on the Gakushûin-bon Edition of <i>Eiga-monogatari</i>
  • 注という異言語--書き込まれた学習院本『栄花物語』[ゲン]子女王逸話
  • チュウ ト イウ イゲンゴ カキコマレタ ガクシュウ インボン エイガ モノガタリ ゲン シジョオウ イツワ
  • —書き込まれた学習院本『栄花物語』嫄子女王逸話—

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抄録

<p>我々が読む「古代文学」とは、中世あるいは近世の人間が書写しており、その過程を経て存在する。写本の本文は勿論、注釈及び補入された本文を読むことは、その筆者たちが構築した「古代文学」を読解する手がかりとなる。本稿では学習院本『栄花物語』のなかの異言語を考える。学習院本における特殊な注である嫄子女王逸話の分析を起点として、『栄花物語』写本群をとりまく本文に対する認識を読み解くことを目的とする。</p>

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 60 (5), 46-58, 2011

    日本文学協会

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