近松と羅山編『徒然草野槌』

書誌事項

タイトル別名
  • Tsurezuregusa Nozuchi Edited by Razan and Its Influence on Chikamatsu
  • チカマツ ト ラザンヘン ツレズレグサ ノズチ

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説明

近世前期、『徒然草』注釈書が多量に刊行された。『徒然草』受容史における「注釈書時代」と呼びうるほどである。この中にあって、林羅山の編した『徒然草野槌』は、特に重要な位置を占める。しかし、同書は、『徒然草』注釈書の中でのみ重要なのではない。実は、近世文芸の多方面(仮名草子・浮世草子・浄瑠璃等)に大きな影響を与えている。本稿では、特に近松作品における利用状況を述べる。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 43 (9), 35-44, 1994

    日本文学協会

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