書誌事項
- タイトル別名
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- On Kasabutashikibu Ko(Reflection on Kasabutashikibu) : Notes on Akimoto Matsuyo
- カサブタ シキブ コウ ロン アキモト マツヨ ノート
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説明
「常陸坊海尊」と並ぶ秋元松代の代表的作品「かさぶた式部考」は、「かさ病み式部」という民間伝承と炭鉱爆発事故によるC・O中毒患者一家の悲劇とを融合させ、独自の演劇空間を作りあげたものである。患者の母伊佐が、現代という時代の患部=「かさ」をリアルに見据え、それを孤独に背負う覚悟をきめるまでの過程を、ドラマとして構成することにより、秋元は、病める現代を演劇的=文学的に激しく告発することに成功した。
収録刊行物
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- 日本文学
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日本文学 42 (4), 54-62, 1993
日本文学協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205777564672
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- NII論文ID
- 110009917419
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- NII書誌ID
- AN00197092
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- ISSN
- 24241202
- 03869903
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- NDL書誌ID
- 3507476
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可