<性>と<病>の系譜 : 源氏/非源氏の<性の言説>と<言説の性>(<特集><非源氏的なもの>の系譜)

書誌事項

タイトル別名
  • Sexuality and Disease in the Hiean Period : Gendered Discourses on Sexuality in Genji-monogatari(<Special Issue>The Tradition of Un-Genji-monogatari)
  • 〈性〉と〈病〉の系譜--源氏/非源氏の〈性の言説〉と〈言説の性〉
  • セイ ト ヤマイ ノ ケイフ ゲンジ ヒゲンジ ノ セイ ノ ゲンセツ ト ゲンセツ ノ セイ

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抄録

<性>と<病>の接点として<いろごのみ>を取り上げ、それが平安朝の性愛体制の中で系譜をなすこと、および<性の言説>を語る<言説の性>としての男性によって「矯正」されており、そのため、物語の語るレイプには、男性としての言説編制によってあらかじめ当事者<被害者・生存者>の声が奪われており、このような言説の植民地的状況そのものが<非源氏的なもの>の頂点をなすことを論じた。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 57 (5), 22-30, 2008

    日本文学協会

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