批評の目を求めて : 実践報告『お父さんのバックドロップ』(中島らも)を読む(<特集><ことばの力>との出会い-学校の現在と文学教育-)

書誌事項

タイトル別名
  • Having Critical Eyes : Reading Ramo Nakajima's Otosan-no-Backdrop(<Special Issue>Power of Language: The Present School System and Literature Education)
  • 批評の目を求めて--実践報告『お父さんのバックドロップ』(中島らも)を読む
  • ヒヒョウ ノ メ オ モトメテ ジッセン ホウコク オトウサン ノ バック ド

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抄録

金子みすずの「みんなちがって、みんないい」という詩句は僕の教室では無力のように思える。自分と異なる個性、生き方を認めるにはどのような力が必要なのか。中島らもの『お父さんのバックドロップ』の後半を子どもたち一人ひとりが創作し、原作と重ねて読むときにこの問題の答が見えてくるのではないか。そこには一人ひとりが自分の目で見、考えるという姿勢=批評の目の萌芽が見られるのではないかと期待を込めてとりくんでみました。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 46 (8), 37-47, 1997

    日本文学協会

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