翻訳と加工 : 明治期のロビンソナードをめぐって(<特集>加工行為としての<文学>)

書誌事項

タイトル別名
  • Translation and Transformation : The "Robinson Crusoe" of the Meiji Period(<Special Issue>Literature as the Act of Reworking)
  • 翻訳と加工--明治期のロビンソナードをめぐって
  • ホンヤク ト カコウ メイジキ ノ ロビンソナード オ メグッテ

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抄録

明治期には多数の『ロビンソン・クルーソー』の翻訳がなされた。それらは、どれも過不足なくコードとコンタクトを理解したうえで正確に翻訳されたものはない。しかし、いずれの翻訳も明治の読書空間のなかでそれぞれのメッセージを伝えており、何らかの対話を始める契機となっている。本稿では、翻訳/加工をパフォーマティブな社会的行為と捉え直し、そこでいかなるコミュニケーションがなされているかを考えてみた。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 55 (1), 31-40, 2006

    日本文学協会

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