環境条件が異なる2次谷津水路に生息する魚種ごとの分布の違い

DOI
  • 柿野 亘
    神奈川県西湘地域県政総合センター農政部農地課.
  • 守山 拓弥
    <sub> </sub>社団法人 農村環境整備センター.

書誌事項

タイトル別名
  • Comparison of fish inhabiting different environmental conditions in secondary ditches on a hill-bottom valley

抄録

<p> 2003年10月19日に栃木県東部の2次谷津水路において,魚類の分布調査をした結果,次のことが把握された.①ため池由来の北側水路では,ヌマムツ,タモロコ,フナ属,ドジョウ,シマドジョウ,トウヨシノボリの4科6種,湧水由来の南側水路では,ドジョウ,シマドジョウ,ホトケドジョウの1科3種が採捕された.②北側水路でのみ遊泳魚が採捕され,これは水域ネットワーク状況が良好で1次谷津水路から遡上し,湿性植物やえぐれを生息場として利用したためと考えられた.③南側水路でのみホトケドジョウが採捕され,湧水が流入していたためと考えられた.④南側水路でホトケドジョウの当歳魚はみられなかったが,これについては再生産場がないことが原因と考えられた.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205823414912
  • NII論文ID
    130006199975
  • DOI
    10.20745/izu.4.0_33
  • ISSN
    24242101
    18819559
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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