古米使用清酒の特異臭 IV  FID‐GCによる米中のジメチルスルフィド前駆物質の定量法

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  • FID GC ニヨル ベイチュウ ノ ジメチルスルフィド ゼンク ブッシツ ノ
  • 古米使用清酒の特異臭に関する研究 (第4報)

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抄録

FID-GCにより原料米中のDMS前駆物質 (DMSpre.) の定量法を設定し, 次の結果を得た。<BR>1) 検出限界は約50ppbであり, 所要時間は約30分である。<BR>2) 常温貯蔵古米を精米歩合50%まで精米してもDMSpre.が存在することを認めた。<BR>3) DMSpre.は新米玄米でも僅か検出されたが, 精米歩合75%白米では検出されなかった。<BR>4) DMSpre.が検出されない白米を使用した製成酒は, 加熱してもDMSを生成しないことを認めた。

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