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- ANTIER Emmanuel
- Universite de Kanazawa
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- MIYANAGA Aiko
- Universite de Kanazawa
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説明
今日,フランス語教育において,フラッシュカードは,英語教育や日本語教育におけるその位置づけと比較すると,あまり重要視されていない。本研究では,フラッシュカードを外国語教育における教授法の多様化を助けるものの一つとみなし,学習者と教師によるアンケート調査を通して,フラッシュカードの教材分析を行った。その結果,学習者の視点からは,フラッシュカードは,発話練習と,繰り返し,記憶の点において効果的で,教師の視点からは,能動的で直接的な(媒介語を介さない)授業を可能にし,繰り返し,口頭練習,表現練習をする上で重要な役割を果たしていることが明らかになった。本研究の主張は,学生を積極的にさせ,目標言語で直接発話することを促すフラッシュカードの使用は,口頭練習で消極的な態度をとる学生の多い日本の外国語教育の現場にとって,有効な解決策となるということである。
収録刊行物
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- Revue japonaise de didactique du français
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Revue japonaise de didactique du français 7 (1), 49-61, 2012
日本フランス語教育学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206107567616
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- NII論文ID
- 110009949663
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- NII書誌ID
- AA12150378
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- ISSN
- 24331902
- 18805930
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- NDL書誌ID
- 024006100
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可