書誌事項
- タイトル別名
-
- Corrosion Behavior of Prestressing Steel in a Solution of 20% Ammonium Thiocyanate
- チオシアンサン アンモニウム ヨウエキ チュウ ノ PC コウザイ ノ フショク キョドウ
この論文をさがす
説明
プレストレストコンクリート構造物には高強度鋼であるPC鋼材が使用される.PC鋼材の水素脆化試験としてFIP Reportで規定され1),ISO 15630に採用された試験法が知られている.この試験は,50℃,20%チオシアン酸アンモニウム水溶液中で定荷重試験を行うものでFIP試験と称されている.1400 MPa級のPC鋼材のFIP試験溶液環境での腐食挙動を調査した.本試験環境では,浸漬初期から酸素消費と水素発生を伴うカソード反応が確認され,試験材からは硫化鉄主体の腐食生成物が検出された.反応に伴うガス量の変化から,本腐食反応では鉄溶出1 molに対して水素発生1 mol,あるいは酸素消費0.5 molを伴う反応が共存していた.水素発生を伴う反応は,SCN-の分解反応を伴うカソード反応と推定された.
収録刊行物
-
- Zairyo‐to‐Kankyo
-
Zairyo‐to‐Kankyo 62 (8), 289-293, 2013
公益社団法人 腐食防食学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001206258125952
-
- NII論文ID
- 10031190994
-
- NII書誌ID
- AN10235427
-
- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC3sXhs1ahtbbF
-
- ISSN
- 18819664
- 09170480
-
- NDL書誌ID
- 024844709
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可