相対幹形とその幹材積推定への利用に関する研究 (VII)

書誌事項

タイトル別名
  • Studies on the relative stem-form and its application for estimating stem volume (VII)
  • 相対幹形とその幹材積推定への利用に関する研究-7-林分内における相対幹形と正形数の変動
  • ソウタイ カンケイ ト ソノ カンザイセキ スイテイ エ ノ リヨウ ニ カン
  • 林分内における相対幹形と正形数の変動
  • Variations of the relative stem-form and normal form-factors within a stand

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抄録

スギ,ヒノキ,アカマツ,カラマツの多数の林分における伐倒木での測定結果を用いて,林分内における相対幹形と三つの正形数, λ0.1n, λ0.3n, λ0.5n, の変動ならびに幹の諸因子との相関を調べた。結果は次のとおりであった。 (1) 相対幹形と正形数の変動は,幹の諸因子のそれに対応して樹種間でいくぶん異なった。 (2) 幹の上部では,相対幹形は諸因子と低い相関を示し,その変動も大きくなったが,幹の中央部より下では,相対幹形の変動係数は数%で,幹の因子との相関もなかった。 (3) 正形数の林分内変動は,その種類に関係なく数%であった。 (4) λ0.1nとλ0.5nではそうではなかったが, λ0.3nはどの幹の因子とも相関を示さなかった。 (5) 以上の結果から,同一林分内における対幹形や正形数は樹木間で似ていることがわかった。

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被引用文献 (7)*注記

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