同齢単純閉鎖林分における単木および林分成長量に関与する因子としての占有面積

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  • Area occupancy as one of effective factors on tree growth and stand growth in pure even-aged closed stands
  • ドウレイ タンジュン ヘイサリン ブン ニ オケル タンボク オヨビ リンブン セイチョウリョウ ニ カンヨ スル インシ ト シテ ノ センユウ メンセキ

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説明

単木樹冠表層部の同化量生産能率が単木の成長量に及ぼす影響は樹冠投影面積と密接な関係があると考えられる。このとき,同齢単純閉鎖林分において樹冠投影面積と林分密度を関連付けるため,林分内の隙間を各単木樹冠投影面積に応じて比例配分し,この配分された面積と樹冠投影面積を合わせて,その単木の占有面積として考えると,林分の平均占有面積と林分密度は逆数の関係になる。そこで,占有面積と林齢を因子とする成長関数を提案する。そして,北海道カラマツ林の資料を基に成長量解析における一因子として占有面積の有効性を検討した。この結果,同齢単純閉鎖林分において,同一林分内の各単木の成長量は占有面積を因子として説明でき,また,林分の密度効果は平均占有面積を因子として説明できる。さらに,林分平均の成長関数により得られる単木成長量は閉鎖林分内の各単木成長量の近似値を示している。

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