食道癌および中咽頭癌に対する根治的化学放射線併用療法の晩期有害事象と考えられたtherapy-related myelodysplastic syndromeの1例

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  • Therapy-related myelodysplastic syndrome as a late adverse event of definitive chemoradiotherapy for esophageal and oropharyngeal cancer

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症例は80歳男性.中咽頭癌および胸部上部食道癌の重複癌にて根治的化学放射線療法を2コース施行し,CRを得た.6年後徐々に進行する貧血を認め,骨髄検査と経過よりtherapy-related myelodysplastic syndrome(t-MDS)と診断した.晩期有害事象としてまれだが,t-MDSは極めて予後不良であり,治療前の十分な説明と終了後の慎重な経過観察が必要である.

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