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- 中林 敏郎
- 静岡大学農学部農芸化学教室
書誌事項
- タイトル別名
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- Naringin in the Natsudaidai Fruit
- ナツミカン カニク チュウ ノ ナリンギン
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説明
加熱による夏蜜柑の苦味増加の原因を,明らかにするために実験を行なった結果,(1) 果肉のナリンギンの40~70%が不溶型である。(2) 加熱により不溶型ナリンギンが可溶化することを,Davis法,紫外部吸収スペクトルおよびペーパークロマトグラフィーを用いて確かめ,苦味増強が溶解型ナリンギンの増大によることを明らかにした。(3) 果肉を60~65℃で8分間処理すれば,肉質をそこなうことなく全ナリンギンの90%を可溶化できることを確めた。
収録刊行物
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- 日本食品工業学会誌
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日本食品工業学会誌 9 (1), 24-25, 1962
社団法人 日本食品科学工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206405350144
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- NII論文ID
- 130003789102
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- NII書誌ID
- AN00192587
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- COI
- 1:CAS:528:DyaF3sXkslWnu7k%3D
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- NDL書誌ID
- 9166666
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- ISSN
- 00290394
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可