書誌事項
- タイトル別名
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- Reduction of Bitterness of the Bitter Gourd by Katsuobushi
- カツオブシ ニ ヨル ゴーヤ ノ ニガミ テイゲン
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説明
ゴーヤ料理にかつお節がしばしば使用されることに注目し,かつお節の苦味低減作用について検討した.<BR>(1)生ゴーヤおよびゴーヤチャンプルの苦味強度はかつお節をまぶすことによって著しく低下した.<BR>(2)苦味抑制効果はかつお節エキスよりもかつお節エキス調製後のだしがらに著しく認められ,ゴーヤエキスにかつお節だしがらを加えて乳鉢でよく混和したところ,その上清の苦味は大きく減少していた.<BR>(3) かつお節だしがらを詰めたカラムを作成しそれにゴーヤエキスを通したところ,ゴーヤ中の苦味成分はカラムに強く吸着し蒸留水では溶出されなかったが60%エタノールによって溶出された.<BR>これらの結果から,かつお節にはゴーヤ中の苦味物質を強く吸着する性質があることがわかり,この性質によりゴーヤに含まれる苦味成分を舌に感じさせなくすることがかつお節の脱苦味作用であると考えられた.
収録刊行物
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- 日本食品科学工学会誌
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日本食品科学工学会誌 55 (4), 186-190, 2008
公益社団法人 日本食品科学工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206409149824
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- NII論文ID
- 10021178608
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- NII書誌ID
- AN10467499
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD1cXmtVSlt7Y%3D
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- ISSN
- 18816681
- 1341027X
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- NDL書誌ID
- 9455694
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可