睡眠時無呼吸症候群を合併した冠動脈バイパス術後患者に持続的気道内陽圧 (CPAP) 療法が著効した症例

  • 瀬在 明
    日本大学医学部外科学系心臓血管・呼吸器・総合外科学分野
  • 赤星 俊樹
    日本大学医学部内科学系呼吸器内科学分野
  • 南 和友
    日本大学医学部外科学系心臓血管・呼吸器・総合外科学分野
  • 関野 久邦
    関野病院
  • 秦 光賢
    日本大学医学部外科学系心臓血管・呼吸器・総合外科学分野
  • 吉武 勇
    日本大学医学部外科学系心臓血管・呼吸器・総合外科学分野
  • 和久井 真司
    日本大学医学部外科学系心臓血管・呼吸器・総合外科学分野
  • 宇野澤 聡
    日本大学医学部外科学系心臓血管・呼吸器・総合外科学分野
  • 高坂 彩子
    日本大学医学部外科学系心臓血管・呼吸器・総合外科学分野
  • 村上 朝彦
    日本大学医学部外科学系心臓血管・呼吸器・総合外科学分野
  • 塩野 元美
    日本大学医学部外科学系心臓血管・呼吸器・総合外科学分野
  • 内山 真
    日本大学医学部精神医学系精神医学分野
  • 赤柴 恒人
    日本大学医学部内科学系呼吸器内科学分野 日本大学医学部内科学系睡眠医学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Effectiveness of CPAP Therapy for Patients with Sleep Apnea Syndrome Undergoing Coronary Arterial Bypass Grafting
  • 症例報告 睡眠時無呼吸症候群を合併した冠動脈バイパス術後患者に持続的気道内陽圧(CPAP)療法が著効した症例
  • ショウレイ ホウコク スイミンジ ムコキュウ ショウコウグン オ ガッペイ シタ カンドウミャク バイパス ジュツゴ カンジャ ニ ジゾクテキ キドウ ナイ ヨウアツ CPAP リョウホウ ガ チョコウ シタ ショウレイ

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抄録

睡眠時無呼吸症候群 (SAS) は,心血管疾患との合併が近年注目されている.今回,SAS を合併した冠動脈バイパス術後の低左室機能の患者に対し,持続的気道内陽圧 (CPAP) 療法を行い,著明に心機能の改善をみた 2 例を経験したので,報告する.両症例とも急性心筋梗塞症で緊急手術を行ったが,術後低左室機能状態であり,SAS 診断のための検査を行ったところ,重症 SAS と診断された.CPAP 療法を行ったところ,心機能の改善だけでなく,BNP,ANP,レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系,高感度 CRP,酸化 LDL の低下を認めた.

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参考文献 (30)*注記

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