両側肺にびまん性小粒状陰影を呈した潰瘍性大腸炎の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Diffuse Alveolar Hemorrhage in a Patient with Ulcerative Colitis
  • 今月の症例 両側肺にびまん性小粒状陰影を呈した潰瘍性大腸炎の1例
  • コンゲツ ノ ショウレイ リョウガワ ハイ ニ ビマンセイ ショウリュウジョウ インエイ オ テイシタ カイヨウセイ ダイチョウエン ノ 1レイ

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抄録

症例は36歳,男性.28歳時に潰瘍性大腸炎(UC)を発症し,健診で胸部異常陰影を指摘され受診.CTで両肺にびまん性小粒状影を認めた.気管支肺胞洗浄(BAL)で明らかな菌や腫瘍細胞は検出されず,ヘモジデリン貪食Mφを認めた.また経気管支肺生検(TBLB)においても肺胞腔内にヘモジデリン貪食Mφの集簇を認め,肺胞出血と診断した.UCは腸外病変を有することが知られているが,肺病変,特に肺胞出血の報告は稀である.

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参考文献 (14)*注記

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