海面養殖サケ・マス類へのサケジラミの寄生
書誌事項
- タイトル別名
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- Infection of the Salmon Louse Lepeophtheirus salmonis (Copepoda: Caligidae) on Seawater-Farmed Salmonids in Northern Honshu, Japan.
説明
宮城県女川町御前湾で養殖されていたニジマスの臀鰭付近の体表からサケジラミが得られた。わが国では, サケジラミがこれまでに野生サケ・マス類から報告されており, 養殖サケ・マス類からは初めての記録である。サケジラミの寄生はギンザケにも見られたが, 寄生率と寄生数はニジマスより低かった。卵のうを持つサケジラミは冬季は低水温時にも確認され, 寄生数は春季に増加した。また, 寄生を多く受けた部位は出血していた。欧米で報告されているように, サケジラミはわが国のサケ・マス類海面養殖でも注意を払うべき寄生虫であると考えられる。
収録刊行物
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- 魚病研究
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魚病研究 28 (3), 143-144, 1993
日本魚病学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206461142784
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- NII論文ID
- 130000857082
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- ISSN
- 18817335
- 0388788X
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可