病院外心停止症例における早期アドレナリン投与と脳機能予後についての検討
書誌事項
- タイトル別名
-
- The effects of early adrenaline administration on favorable neurological outcome of out-of-hospital cardiac arrest patients.
この論文をさがす
説明
<p>病院外心停止例へのアドレナリン投与タイミングは地域MCにより様々である。傷病者接触からアドレナリン投与までの時間(以下,アドレナリン投与までの時間)と社会復帰率の関係を地域別に明らかにするため,全国ウツタインデータからアドレナリンを投与された40,970症例を抽出し解析した。アドレナリン投与までの時間は最短県で平均9.5±5.1分,最長県で平均19.8±7.5分と大きな差異をみた。アドレナリン投与までの時間と社会復帰率は負の相関を示し(y=-0.1592 x +5.6343;R2=0.184),早期投与ができている県ほど社会復帰率は高かった。今後,地域メディカルコントロール協議会は,自地域のウツタインデータを分析しアドレナリンを早期投与する方法を再検討する必要がある。</p>
収録刊行物
-
- 蘇生
-
蘇生 36 (1), 1-, 2017
日本蘇生学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001206462184960
-
- NII論文ID
- 130005568145
-
- ISSN
- 1884748X
- 02884348
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可