オゾンガス滅菌システムの医薬品製造工場への導入効果

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タイトル別名
  • The Effectiveness of a Sterilization System Using Ozone Gas for Pharmaceutical Factories
  • オゾンガス メッキン システム ノ イヤクヒン セイゾウ コウジョウ エ ノ ドウニュウ コウカ

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説明

筆者らは、ホルムアルデヒドガス代替滅菌手法としてのオゾンガス滅菌システムに関する一連の研究に取り組んでおり、その浮遊菌、付着菌に対する殺菌効果が実用上十分なレベルにあることを実験室実験等で検証し、その結果を報告している。本論文ではオゾンガス滅菌システムを導入した実際の施設を対象として、計画時におけるオゾンガス滅菌時の気流及びオゾンガス濃度、水蒸気の拡散均一性を検証する目的で実施した気流シミュレーション及び濃度シミュレーションの概要を報告する。加えて、施工後に室内のオゾンガス濃度、相対湿度、温度を測定することで、設計目標としたオゾンガス濃度(200ppm以上)、相対湿度(80%以上)の拡散均一性及び温度推移を確認すると共に、オゾンガス滅菌時のオゾンガス濃度と時間の積であるCT値についても目標値24×10^3(ppm・min)を十分にクリアする結果を得た。また、生物指標菌(Biological Indicator:BI)を用いたクリーンルーム内の滅菌効果の確認を行ったところ、全ての測定点で陰性の結果が得られたので、その報告を行う。

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参考文献 (10)*注記

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