コージェネレーションと地中熱利用による寒冷地型エネルギーシステムに関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Study on Energy System using Cogeneration and Underground Thermal Energy in Cold Regions
  • コージェネレーション ト チチュウ ネツ リヨウ ニ ヨル カンレイチガタ エネルギー システム ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

本論文は,マイクロコージェネレーションと再生可能エネルギーを複合した寒冷地型エネルギーシステムの開発をめざし実証実験を行ったものである.まず,地中熱利用システムの経済面の改善を目指して,H型PCパイルの内部に地中熱交換用の配管を施したU字管内蔵型PCエネルギーパイルシステムを開発した.次いで,補助熱源併設型地中熱利用システムの実測を行った結果,地盤側返り温度の平均値は8.7℃であり,概ね安定した推移を示した.さらに,マイクロコージェネレーション・地中熱利用複合システムによる電力・給湯・融雪の実証実験を行い,2cm程度の降雪に対しては,地中熱のみの利用で,十分融雪が可能であることがわかった.深さ8mの地中温度は10℃以上を維持しており,安定した採熱が行われることを確認した.コージェネレーション排熱を援用すると路盤側送り温度が約1〜2℃上昇し,補助加熱寄与率は60%程度となった.

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参考文献 (22)*注記

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