アルミニウム存在下における牧草のリン吸収
書誌事項
- タイトル別名
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- Phosphorus Uptake by Some Grass Species under Aluminum-Dissolved Conditions
- アルミニウム ソンザイカ ニ オケル ボクソウ ノ リン キュウシュウ
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説明
草地土壌の経年的酸性化に伴うリンなどの養分吸収の低下のしくみを,アルミニウムと根重(根長)の関係から解析した.1)土耕条件でAlを表面施用すると,P吸収の低下とともに根重の低下が認められたが,単位根重当たりのP吸収量は一部草種を除いてAl処理に影響を受けていなかった.このことからAl共存下のP吸収低下がAlによる根重の低下の結果であることが示唆された.ただし,PRとLCの場合はAl処理後半において単位根重当たりのP吸収量が低下しており,Alとの生理的な関係が影響していると推察された.2)水耕条件で培養液中のAl濃度を増加させると,地上部重とともに根重が低下し,低下の度合は根重より根長でより著しかった.P吸収量の低下は根長と比例関係を示した.3)経年的酸性化草地に炭酸カルシウムを表面施用すると,土壌pHの上昇とともに根重と各養分含有率が増加した.4)これらの結果から,経年的酸性化草地におけるPなどの吸収低下と炭酸カルシウム施用による回復には,根重(根長)の増減が主要因として関与していることが明らかとなった.
収録刊行物
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- 日本土壌肥料学雑誌
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日本土壌肥料学雑誌 61 (6), 598-605, 1990
一般社団法人 日本土壌肥料学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206554984576
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- NII論文ID
- 110001747783
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- NII書誌ID
- AN00195767
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- ISSN
- 24240583
- 00290610
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- NDL書誌ID
- 3695471
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可