鰹出汁を利用したエルゴチオネインの生産

  • 鮫島 由香
    武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科 〒663-8558 兵庫県西宮市池開町6-46
  • 澤 菜穂
    武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科 〒663-8558 兵庫県西宮市池開町6-46
  • 田畑 麻里子
    武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科 〒663-8558 兵庫県西宮市池開町6-46
  • 松井 徳光
    武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科 〒663-8558 兵庫県西宮市池開町6-46

書誌事項

タイトル別名
  • Production of ergothionein using bonito soup stock
  • カツオ ダシ オ リヨウ シタ エルゴチオネイン ノ セイサン

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抄録

鰹出汁を用いてスエヒロタケ Schizophyllum commune (NBRC4928)の菌糸体を培養したところ,マルト培地で培養した菌糸体と比較して抗酸化活性が高かった.鰹出汁培地で培養した菌糸体中にエルゴチオネインの生産が確認された.エルゴチオネインの収量は乾燥菌糸体1 gあたり1.01 mgであり,培地1 L当たりの生成量は12.9 mgであった.鰹出汁培地を用いた場合では乾燥菌糸体1 gあたりの収量は少なかったが,培地1 Lあたりの収量は生成する菌糸体が比較的多かったため従来報告されている収量より高かった.

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