<b>震災廃棄物の迅速な資材化と利用による早期復興</b>

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タイトル別名
  • Prompt recovery from earthquake waste materialization and utilization

抄録

<p>政府が想定する巨大地震で発生する廃棄物は未曾有の量で、しかも破砕しても減容せず利用することが原則のコンクリート殼がその過半を占める。世界経済の中枢である日本のメガシテイの迅速な復興が求められるが、過密状態の大都市を覆う膨大なコンクリート殻を破砕処理するのに莫大な時間と空間を要し、運搬・破砕にエネルギーを消費しCOを排出すので全てを破砕するのは合理的でない。本文では処理空間のない大都市から廃棄物を迅速に搬出して公共事業に利用するために、既往のコンクリート殻処理方法に加えて以下の方法を提案する。①新たな基準を設け被災構造物を極力破砕せず建設資材とする。②解体現場で分別し自治体等が指定する埠頭の仮置場等に運搬し、基準に沿ったものを有価物とする。③作業船に積込み計画海域に運搬し、水産物を増大する水産増殖施設の建設材料として利用する。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001277394693376
  • NII論文ID
    130007748733
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.30.0_115
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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