製品の価値指数が購買意欲に与える影響に関する研究

  • 阿部 聡
    中央大学 大学院理工学研究科 経営システム工学専攻
  • 中條 武志
    中央大学 理工学経営システム工学科

書誌事項

タイトル別名
  • Study on the Relationships between the Value Index and Consumer's will for a Product
  • セイヒン ノ カチ シスウ ガ コウバイ イヨク ニ アタエル エイキョウ ニ カンスル ケンキュウ

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説明

消費者が製品に対して感じる価値を定量的に表す方法としては, 価値工学の分野で用いられている「価値指数」がある.本研究では仮想実験により得られた, 13製品についてのデータを用い, 価値指数と購買意欲との関係を明らかにすることを試みた.結果として従来提案されている価値指数よりも品質の影響を強くした指数を考えるほうが購買意欲との関係が明確となること, どの程度強くするかは製品の種類によって異なること, 価値指数を用いることで消費者が全体として買いたいと感じるか感じないかは判断できるが, 消費者の何割が買いたいと感じるかを定量的に予測することは困難なことなどが分かった.

収録刊行物

  • 品質

    品質 31 (1), 181-188, 2001-01-15

    一般社団法人 日本品質管理学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (4)*注記

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