全国沿岸における副振動の振幅と周期の出現特性

  • 鮫島 和範
    国土交通省 国土技術政策総合研究所 沿岸防災研究室
  • 仲井 圭二
    株式会社エコー 事業管理部
  • 内藤 了二
    国土交通省 国土技術政策総合研究所 沿岸海洋・防災研究部
  • 川口 浩二
    国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所 海象情報研究グループ
  • 額田 恭史
    株式会社エコー 海象解析部
  • 橋本 典明
    九州大学大学院 工学研究院 附属アジア防災研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • CHARACTERISTICS OF AMPLITUDES AND PERIODS OF SEICHES OBSERVED AROUND JAPAN
  • ゼンコク エンガン ニ オケル フクシンドウ ノ シンプク ト シュウキ ノ シュツゲン トクセイ

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説明

副振動について,これまで余り注目されなかった周期と振幅との関係に関する解析を行い,平均周期が大きい地点ほど,無次元振幅の散らばりが小さいことが分かった.また,無次元周期の出現頻度が高い階級では,無次元振幅の平均値は周期や地点に依らず1に漸近する.仲井ら1)2)は,気象庁の振幅5 cm以上の観測資料を用いて,個々の副振動の出現特性を示す確率密度関数の形等により,全国の地点を3種類に分類した.本研究では,港湾局の5地点において観測されたデータを対象に確率密度関数を算出したところ,気象庁のA群の形とほぼ一致した.平均振幅が小さい地点について,5 cm以上のデータだけを用いて確率密度関数を計算すると,真の確率密度関数からずれるということを仲井ら2)は指摘していたが,このことが港湾局のデータにより確認できた.

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参考文献 (1)*注記

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